時間漂流記

2017年1月29日

晴れ時々曇り

 

懐かしい気分に浸りたくて、昔ハマったFIRE BOMBER を聴きながら風呂に入る。

 

調子はどうだい?

と問いかけてくる曲に、気持ちよく 良い と言えない自分がいる。

 

嫁に愚痴はあまり言えないし、職場でもあまり言うと上の立場もあるからそこまで言えない。

 

自分を律するというのはいつ覚えたことなんだろうか?

義務教育の間に覚えたのだろうか?

 

律するというと大層な言葉に聞こえる。

自分のやってる事はただの我慢かな。

 

建前ってのは面倒なシステムだ。

嫌なことは嫌と言えず、ただ同調して。

 

そういうことを毎日やってたらなんかつまらなくなってきた。

ただ同じ時間に毎日出ていって、同じ仕事をして、同じような会話をして。

何回目の一日なのかわからないくらいに。

 

あの日から数えて何日目なのか。

 

時間の中で漂流をしてる。

現代の時間漂流者。

毎日同じ電車に乗って行く人はみんな時間漂流者。

 

そんで、自分だけじゃないと思うと安心してそのカテゴリに埋まる。

埋まったらなかなか抜け出せない深い穴。

 

時間漂流者という穴にハマるのが世のトレンド。

みんなこうしてるんだからこうしなよ。

みんなしてたらやらないと外れた人間とレッテルばりをされる。

 

生きにくいなぁ。

そして、明日も時間漂流者に戻る。

 

漂流するのは疲れる。

だって漂流するわけだから。

 

だから休みの日は休むのみ。

休まないと次の漂流に身が持たない。

 

なんかなぁ。

 

明日からまた漂流だ。

変に抗おうとするとまた身が持たないから、流動的に。

 

時間漂流記